生涯にわたる学習者と教育機関とのエンゲージメントを実現[AD]

世界トップシェアのCRM(顧客管理システム)を提供するSalesforceは、大学の自立的な経営を支援し、入学前・在学中・卒業後と生涯にわたって学生(学習者)と教育機関のエンゲージメントを実現する、新たな教育機関向けソリューション「Education Cloud」を提供している。

大学を取り巻く4つのトレンド

山中 晋典

山中 晋典

株式会社セールスフォース・ジャパン エンタープライズ金融&地域DX営業統括本部第五営業部長

サンフランシスコに本社を置き、世界のCRM市場で8年連続No.1を獲得しているSalesforce。同社のCRMツールは拡張性と柔軟性を強みに、幅広い業界・業種で導入されてきた。近年、特に力を入れている業種の一つが教育業界だ。

セールスフォース・ジャパンの山中晋典氏は「大学が持続可能な経営を続けるためには、学生の多様な期待に応えるサービスの提供と、寄り添うための大学側の体制が不可欠です」と述べ、その背景にある4つのトレンドを挙げた。1つ目が「自立した経営」だ。「国立大学の運営費交付金や私立大学の経常費補助金は横ばいが続いており、今後も大きな伸びは期待できません。そのため、寄付金など外部資金を積極的に確保していく必要があります」。

2つ目は「競争激化・差別化」だ。グローバル化の進展により、海外大学に優秀な学生・教員が流出するなど、世界的に人材の獲得競争が熾烈化している。特に私立大学では定員割れの大学が年々上昇傾向にあり、「選ばれる大学となるためにはマーケティングやブランディング、情報提供が必須です」と山中氏は強調する。

3つ目は「社会動向」だ。18歳人口減少や定年延長、高齢就業者数の増加等により、社会人のリスキリングやリカレント教育等、生涯学習のニーズが高まる中、多様化する学習者の要望に応えるには、在学中体験の充実が不可欠となっている。

4つ目は「デジタルテクノロジー」。山中氏は「デジタルネイティブである学生に向けて、日常と同様、もしくはそれ以上のデジタル体験を提供できなければ大学としての評価にはつながりにくい」と指摘。その上で、学生に高品質な体験を提供するには、ITのインフラだけではなく、ITのサービスと支援をいかに用意できるかが重要になっていると語った。

教育機関向けCRMプラットフォーム
Education Cloudとは?

こうした変化に大学が対応するためには、一元化された学生データを中心に据え、学内のあらゆる部門がどこからでも同じ学生データにアクセスし、学生にパーソナライズされた体験を提供できるプラットフォームが必要となる。そこでSalesforceは、教育機関が学生データを統合・管理するための教育機関向けのCRMプラットフォームEducation Cloudを提供。また、大学が学生に関するあらゆるデータを統合管理するためのデータセットEDA(Education Data Architecture)を予め用意し、大学に必要なデータ構造のスムーズな構築を可能にする。

Education Cloudの活用で、管理部門は柔軟かつ迅速に最適なプラットフォームを構築することができ、学生への様々な業務の高度化・効率化を支援する。また学生の入学前・在学中・卒業後と各タイミングで適切な体験を生み出し、ライフサイクル全体のマネジメントができる。

「入学前なら高校生に向けて大学のオンラインイベントやオープンキャンパス、資料請求等の情報を提供し、その後はパーソナライズされたメッセージを自動配信することが可能です。在学中は、eポートフォリオを通じて学びの記録を一元管理し、学生と教職員で情報を共有しながら、学習相談、キャリア支援、留学相談に活用いただけます。卒業後は、卒業生用のコミュニティを通じ、OB/OG面談の依頼や同窓会、寄付金、リカレント教育の案内を通知できます」

米国ではすでに2018年からEducation Cloudの提供が始まっており、英語圏を中心に世界6,000以上の様々な教育機関で導入されている。米調査会社のForrester社によると、導入した高等教育機関は、195%のROI(投資回収率)を達成していることが報告され、入学者数や学生体験、運用効率と生産性、レガシー環境の削減などの様々な面で大幅な向上を実現している。

学生データを一元管理し
パーソナライズされた体験を提供

国内大学での導入も進んでいる。東京大学教養学部の英語コース「PEAK」では、世界各国から優秀な高校生を募集するというミッションがある他、コロナ禍やDXへの対応として、地理的・時間的な制約を受けないオンラインによる出願システムを構築することが急務となっていた。そこで、受験者の利便性だけでなく、教職員による業務負担の軽減と入試審査業務の簡便化を図るため、Education Cloudを活用したオンライン・アプリケーション・システム(OAS)を構築。2021年度入学者のAO入試より、エントリー、推薦書、各種証明書の提出など、従来であれば国際郵便が何往復もしていた入試業務のほぼ全てをオンラインで運用できるようになった。

「出願前から合格時までのやりとりがデータとして取得されるため、受験者の傾向などのデータ分析も可能となり、これまで知ることができなかった潜在的な出願者像の情報を得ることができるようになりました」

神田外語大学では新学部の開設にあたり、成長の証を可視化し、客観的かつ批判的に振り返る手段を模索していた。また、同大学が理想とする学びは成績を特定の計算方法によって数値化した成績評価値(GPA)だけでは測れないとも考え、卒業後や入学前の状況までを含め、学びを追跡する仕組みを必要としていた。そこで同大学はEducation Cloudを活用してeポートフォリオを構築。学習者の目標管理、到達度確認、振り返り学習を一元的に管理できるようした。さらに、シラバスを元にディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)の到達目標を明確化し、半期ごとに可視化したことで、授業(GPA)以外のものを評価しづらかった学部教育に新たな評価観点の追加に成功した。

「予測不可能な時代において、変化に適用可能な人材育成が求められる中、生涯にわたって学習者と教育機関とのエンゲージメントを実現するEducation Cloudをぜひ活用いただければ幸いです」

【お問い合わせ】

株式会社セールスフォース・ジャパン
TEL:0120-733-257
URL:salesforce.com/jp

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