大学1年生に起業を必修化 失敗は「必然」と捉え、奨励する

豊田章男氏などを輩出する起業教育の名門、バブソン大学。大学1年生には起業を必修化し、失敗するほど成績が上がるなど、ユニークな手法で学生の起業家的マインドを育んでいる。同校で起業学や失敗学を教える山川恭弘氏に、起業教育のポイントを聞いた。

山川恭弘

山川恭弘

バブソン大学アントレプレナーシップ准教授
慶應義塾大学法学部卒業。ピーター・ドラッカー経営大学院でMBA修了後、テキサス州立大学ダラス校で国際経営学博士号を取得。2009年より現職。バブソン大学では学部生、MBA、エグゼクティブに起業学や失敗学を教える。起業コンサルやベンチャー企業のアドバイザーとしても活動。2018年からCIC Japan・一般社団法人ベンチャーカフェ東京の代表理事に就任。

バブソン流、起業の三大原則

今年創立100周年を迎えたバブソン大学。U.S.News & World Reportの世界ランキングでは、アントレプレナーシップ部門で26年間連続トップを獲得

今年創立100周年を迎えたバブソン大学。U.S.News & World Reportの世界ランキングでは、アントレプレナーシップ部門で26年間連続トップを獲得

今年創立100周年を迎えたバブソン大学(アメリカ・マサチューセッツ州)は、アントレプレナーシップ教育(起業教育)の名門として知られ、U.S.News & World Reportの世界ランキングでは、アントレプレナーシップ部門で26年間連続トップを獲得している。トヨタ自動車の豊田章男社長やイオンの岡田元也社長も修了生だ。

多数の起業家、経営者を輩出するバブソン大学だが…

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