科学技術イノベーション政策を担う国内外の高度専門人材を育成

政策研究大学院大学が提供する「科学技術イノベーション政策プログラム」は科学技術イノベーション政策に焦点を置き、修士号と博士号が取得できる教育課程だ。2020年度には夜間や土曜日にも開講し、働きながら学べる改編をした。学びの特長などプログラムディレクターの林隆之教授に聞いた。

働きながら通える課程へ改編
社会人学生が増加

林 隆之

林 隆之

政策研究大学院大学教授、科学技術イノベーション政策プログラムディレクター
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻を修了し、博士(学術)を取得後、大学評価・学位授与機構評価研究部助手、同助教授、同教授を経て2018年より政策研究大学院大学教授、2020年より同科学技術イノベーション政策プログラムディレクター。研究活動および科学技術政策の評価システム・手法・指標を研究対象としており、文部科学省、内閣府、国立大学協会などの審議会や評価関係の委員会の委員を複数務める。

政策研究を専門とする大学院のみの国立大学として、1997年に開学した政策研究大学院大学。前身である埼玉大学大学院政策科学研究科(1977年設立)の時代から、日本と世界の現実に即応した政策研究を促進するとともに、行政官等を主な対象として高度な政策研究に関する大学院教育を行ってきた。特に、発展途上国からの留学生への教育を重視し、英語のみで学位を取得できるプログラムを数多く設置している。

現在、日本を含む55の国と地域から集まっているが、全学生のうち60%以上を占めるのが留学生という、極めて国際色豊かな研究教育機関となっている。そんな中、同大学院大学は、2020年度に「科学技術イノベーション政策プログラム」の改編を実施した。平日夜間と土曜日にも授業を開講し、…

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