インフォハント 情報を読み解く力を育む 学校と地域で学びを広げる
生成AIやSNSの普及により、真偽不明の情報が日常にあふれる。こうした中でインフォハントは、小学生から大人までを対象に、メディア情報リテラシー教育を全国で展開。代表の安藤未希氏に、活動の原点と学校における授業づくり、地域での社会教育の展開について話を聞いた。
カナダでの体験を原点に
情報を見極める力を広める
安藤 未希
株式会社インフォハント 代表取締役
獨協大学経済学部卒。司書資格を取得。国内外の企業で組織づくりに携わった後、カナダのハンバーカレッジで準修士号(人事マネジメント)を取得。2018年からファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)で翻訳・リサーチに従事し、帰国後はファクトチェック記事の執筆やリサーチャーの指導を担う。2022年に株式会社インフォハントを設立。著書に『スマホを持つ前に知っておきたい 情報との上手な付き合い方』(かんき出版、2026年)。
インフォハントは2022年4月に設立され、小学生から大人までを対象に、全国でメディア情報リテラシーの授業や講演を行っている。代表の安藤未希氏は、総務省の地域情報化アドバイザーとしても活動する。
安藤氏がこの活動を志したきっかけの一つは、カナダで暮らしていた時の在外投票だ。日本の選挙で投票するため、インターネットで候補者の情報を集めた。
「何の情報を信じて投票すればよいのか、すごく迷ったのです。その時にファクトチェックというものがあると知って、興味を持ちました」
カナダで教育を受けた友人との会話も、安藤氏の印象に残っている。安藤氏が新聞で読んだ話をすると、友人は「それはどこの新聞に書いてあったの?」と尋ねた。新聞によって論調が異なることを踏まえた問いだった。この経験から現地の学校教育を調べ、暮らしていたオンタリオ州ではメディアリテラシーが教えられていることを知った。同州は1987年、世界で初めてメディアリテラシー教育を必修化した地域とされる。
(※全文:2058文字 画像:あり)
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