大学本来の価値向上に投資する データとAIで進化する大学へ
日本の大学は18歳人口の減少、研究力競争の激化、教職員の働き方改革など、複雑で多様な課題に直面。従来と同じやり方では、教育や研究の質の維持も難しい局面に入った。教育研究や大学経営をいかにデジタル技術で変革するか。東北大学の実践例を交えながら、藤本一之氏が解説した。
全方位のDX・国際化を推進し
世界最高水準の研究大学を目指す
藤本 一之
東北大学 経営戦略本部データ戦略室
東北大学はビジョン「社会とともにある大学」のもと「全方位DX」を推進。東北大学の藤本一之氏は「大学を構成する全方位、すなわち教育、研究、社会との共創、そして大学経営のすべてをデジタル技術とデータで連携させ、さらなる高度化を追求する挑戦です」と話す。大きな柱が「データの統合と活用」「生成AIの実装」「他大学との連携(アライアンス)」だ。2020年4月に「経営戦略データベース」を構築。学内に散在するシステムのデータを集約し「東北大学ダッシュボード」で可視化。ボタン一つで最新の状況が可視化され、大学執行部は「現在の到達点」を正確に把握した上で、エビデンスに基づくデータ駆動型の経営判断を迅速にできるようになった。
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