高校魅力化推進のキーパーソン 多様な役割を果たすコーディネーター

全国のあらゆる高校で魅力化の動きが起こっている。本稿では、高校における魅力化推進のキーパーソンとして注目されているコーディネーターについて、その役割や現状の課題などを整理した。

1.いま地域の高校の魅力化が
必要な理由

中村 怜詞

中村 怜詞

島根大学大学教育センター准教授
島根県の高校教員として11年間勤務し、2013年4月から2018年3月まで隠岐島前高校にて島前高校魅力化プロジェクトを推進。2018年度から島根大学大学院教育学研究科准教授、2023年4月から現職。島根大学ではPBL型の現職教員研修の開発、入試改革、教育改革などに従事。専門は総合的な探究の時間、学校組織マネジメント。

離島・中山間地域を中心に地元の子どもたちが減少している地域では、高校そのものが存続の危機となっている。都道府県には学校統廃合の基準が設置されており、その基準に照らして統廃合が推進されてきた。そして統廃合の危機から逃れるため、生徒が通いたくなる学校、保護者が子どもを通わせたくなる学校、教師が働きたくなる学校、地域が大切にしたくなる学校を目指して教育魅力化が始まった。

島根県立隠岐島前高等学校から始まった教育魅力化は当初このような背景の中で始まり、全国の離島・中山間地域を中心に広がっていったが、現在では都市部の高校でも教育魅力化が展開されている。

(※全文:3728文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。