「世界と自分」2つの視点を持つ グローカルリーダーシップを育成
グローカルリーダーシップの育成を目的に学びのデザインやコンサルティングを行うタクトピア。同社代表取締役の長井悠氏はグローバル時代に大切なのは「世界へ飛び出すための目標、飛び続けるためのエネルギーや仲間を得ること」だと考える。創業10周年を迎えた同社の成果など話を聞いた。
不確実な時代でも幸せを追求し
より良い社会を創造

長井 悠
タクトピア株式会社 共同創業者・代表取締役・ラーニングデザイナー
東京大学にて藝術学(音楽社会学)を専攻、修士課程修了。外資系企業にて戦略コンサルタントとして活動後、2010年にハバタク株式会社を創業。2015年、同社の一部門であった学校向け教育事業をタクトピア株式会社としてスピンアウトし代表に就任。
タクトピアの社名に込められているのは「自らが人生のオーナーシップ(TAKT:指揮棒)を握るための理想郷(UTOPIA:ユートピア)を創る」という意味。2015年の創業時から「グローカル(グローバル+ローカル)リーダーの発射台」をミッションに、多様性あふれる仲間との圧倒的な原体験の共創を通じてグローカルリーダーを育成するための新しい学びを提供するラーニングデザイン・ファームとして事業を展開してきた。
「グローカルリーダーは、世界のニーズや多様な視点と、自分の興味関心や身の回りのリソースを結び付けたり、仲間を巻き込んだりして社会課題の解決に乗り出すような、世界(グローバル)と自分(ローカル)の双方の視点を持つ思考・行動ができる人物で、8つの要素を持つと定義しています(図1)」と同社代表取締役でラーニングデザイナーの長井悠氏は説明する。
8要素の特長は、過去のプログラム参加者の振り返りやアンケートの内容を集約してつくられていること。つまり単なる理想像ではなく、参加者のマインドセットやスキルセットの変化・成長のファクトに基づく姿なのだ。
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