社会構想大 「リカレント教育、社会人大学院の今」を学ぶオープンキャンパス

森 俊輔（もり・しゅんすけ）
株式会社Holomu Akala　代表取締役

私は2年前に起業して、今はコンサルティングを中心とした小さな会社を経営しています。それまでは東京電力、KDDI、日本IBM、3名のベンチャー企業など複数の会社で数々のプロジェクト案件を経験してきました。

いろいろな会社での経験を積み重ねていく中でだんだん考えるようになったのは、これまで自己流で考えてきたキャリアや学びについて、何か共通した考え方や、型のようなものがあるのではないかということです。そして、成長や学びに関する理論を習得しながら、今までの自身の経験や知識を振り返り、可視化したいと考えるようになり、たまたま新聞広告で本学のことを知り、社会構想大学院大学の門をたたくことになりました。

また、もうひとつ入学の動機として、今後自社の事業としてキャリアを取扱ったサービスの立上げをしたいと考え、そのためにもしっかりとそのベースとなる理論や考え方を体系的に学びたいという想いがありました。

このような入学のきっかけに対して、実務教育という観点から、“実践と理論の融合”や“成人教育・学習論”をはじめとした、学びや成長に関する多くの理論や、実務経験を可視化、そして再び実践に移していくにはどうすべきかを学ぶことができました。さらにMBAの講義によくあるケーススタディではなくアカデミックな講義が多いのも自分にとってはプラスになっています。実務経験を理論とぶつけ合い、対話することで、これまで得た知識や考え方がさらに進化するとともに、そこに新たな知が創造出来ていることを講義やゼミ、研究活動を通じて実感しています。

研究内容は、入学の動機をそのままに「成長と学びのハイブリッドモデルとそのメカニズム」をテーマとして設定し、これからの時代を生きるキャリアを構成する力の構造について研究しています。本研究を通じて、自身を成長させるとともに、自社サービスの立上げにも貢献できていることに非常に充実感を感じています。

そして何より、経験豊富な教師陣はもちろんのこと、普段出会うことのないさまざまな経験をもった素晴らしい仲間とともに一緒に切磋琢磨しながら学ぶことに喜びを感じながら日々研究活動に取組んでいます。