宇都宮市CDXO「優しい社会」をつくる宇都宮のDX
全国初の全線新設LRTを開業した宇都宮市。この「見えるインフラ」の整備と並行して、市はデジタルによるまちづくりを全庁で進めている。この取り組みを、副市長でCDXOを務める田中成興氏に聞いた。
公共交通とデジタルで拠点をつなぐNCC
田中 成興
宇都宮市 副市長・最高デジタル責任者(CDXO)
1999年建設省入省。まちづくり分野を中心に従事し、草津市役所、首都高速道路株式会社、JICA長期専門家(ミャンマー建設省)などを経て、国土交通省都市局都市計画課都市計画調査室長。2025年7月から現職。
宇都宮市は、100年先も発展し続ける都市の姿として、「スーパースマートシティ」を掲げてきた。国土交通省から出向し、副市長で最高デジタル責任者(CDXO)を務める田中成興氏は、その考え方をこう説明する。
「宇都宮では市町村合併の経緯からそれぞれの地域に拠点があり、それぞれの暮らしがあります。各地域の拠点に一定の都市機能を集約して日常生活を支障無く送れるようにしつつ、必要なときには都心部に出かけて用事を済ませられるよう公共交通でつなぐ。それがネットワーク型コンパクトシティ(NCC)です」
市はこのNCCを土台に、「子どもから高齢者まで、誰もが豊かで便利に安心して暮らすことができ、夢や希望がかなうまち」として、2030年頃を見据えたまちの姿を「スーパースマートシティ」と位置づける。「地域共生社会」「地域経済循環社会」「脱炭素社会」の三つの社会が、人づくりの取り組みやデジタル技術の活用によって発展するまちである。
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