社会構想大学院大学 オープンキャンパス「リカレント教育の最前線」を開催
社会人大学院 オープンキャンパス開催
テーマ「リカレント教育の最前線」
11月12日、「リカレント教育の最前線」をテーマにオープンキャンパスを開催。最初のプログラムとして実務教育研究科長 川山竜二教授による「知識のフォロワーから知識のリーダーへ」と題した模擬授業を実施しました。知識社会のなかでは、個人がもつ暗黙知を形式化し、効果的に共有することが重要です。本学院生・修了生の2名も加わり、参加者と一緒に自身の暗黙知を明示し、形式知識に変換するスキルとは何かをグループディスカッションしました。
現代社会では、知識が価値の源であり、個人の経験と洞察は他の人々や組織にとって貴重な資産となります。それらは自分の手元から離れ他の人々にも役立てる形式知識になって初めて価値と成りえます。模擬授業では参加者が知識社会でのリーダーシップとして道を切り拓くためのステップとなる体験をしていただきました。業種、年齢が違う人とのディスカッションは新たな気づき、知見、知識を得る良い機会です。またそこから新たなアイディアが生まれ、自身のスキルが進化します。本学での学びと研究は、自身の実務を理論立て、さらに実践へと活かすことができます。
<現役院生の声>
入学のきっかけはユースワーカーの育成を体系化すること
学術を深め、それが実務に繋がり、さらに研究も進む好循環を感じる毎日
佐渡 加奈子(さど・かなこ)
私は、意欲と創造性を10代に届けることを目的に、「ユースワーカー」として学校外にある10代の居場所施設を運営しています。ユースワーカーは、子ども・若者の成長と社会の発展を目指し、おとなへの移行期に行われる多様な社会的活動をおこないます。私自身がユースワーカーとしてのキャリアを進めるなか、ユースワーカーの力量形成のスピードに個人差があること、それを埋めるための体系化された育成プログラムがないことに課題を感じていました。これまでの実践を暗黙知のままではなく形式知とし、ユースワーカーの育成を体系化することが課題解決につながると考え、入学を決めました。
入学してからの授業はどれも刺激的です。必修授業として学んだ「知の理論」、組織のあり方を捉え直す「組織論」や「学習する組織」、自身の実務と研究の往還を重ねて考えた「実践と理論の融合」など、さまざまな知識を得たことで、これまでの実務経験を俯瞰して捉え、さらに深く理解する機会となっています。
また、『省察的実践とは何か』(ドナルド・A・ショーン著)を輪読した「省察的実践」では、“大学院生らしさ”を感じ、その授業の影響から、同級生たちと読書会を始めました。一人ではなかなか読み進めることができない本も、仲間と一緒に読むと理解が進みます。多様なバックグラウンドを持つ同級生との対話は、学びや意欲の創発が起こり、楽しく継続できている大きな要因となっています。
社会人大学院生としての毎日は、学術と出会い・深めることが、実務につながり、その実務経験がさらなる研究内容へとつながる循環が生まれ、とてもわくわくする日々です。これからも実践と理論の往還を通して、楽しみながら探究を続けていきたいです。
リカレント教育の最前線
社会構想大学院大学
社会構想大学院大学は、社会人向け総合専門職大学院です。知識社会における新たな教育を実装する「実務教育研究科」と、理念を基軸にしたコミュニケーション戦略を探究する「コミュニケーションデザイン研究科」を両輪として、教育・研究・社会貢献活動に取り組んでいます。授業は平日夜間と土曜日に開講し、全国からオンラインでも受講可能です。
実務教育研究科
実務領域に関する教育・人材育成の高度専門職業人を養成
コミュニケーションデザイン研究科
コミュニケーション部門(広報・営業・企画・マーケティング等)のプロフェッショナルを養成
社会構想研究科
社会のあるべき姿を構想し、その実現に貢献できる人材を養成
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