部活動の未来をデザインする 学校・地域・行政の連携が重要

少子化が進むなか、子どもたちが継続的にスポーツ・文化芸術活動に親しむ機会を確保するべく、政府が進める部活動改革。その進捗状況や課題、未来の部活動の在り方について、スポーツ教育学が専門で、「部活動」を研究テーマにする関東学院大学教授の青柳健隆氏に話を聞いた。

地域「移行」から地域「展開」へ
「学校+地域」での部活動改革を

青柳 健隆

青柳 健隆

関東学院大学 経済学部 教授
秋田県大館市生まれ。早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科博士後期課程修了。博士(スポーツ科学)。専門はスポーツ教育学。研究テーマは部活動、パーソナルコーチング。部活動などにおける「豊かなスポーツ経験を増やす」ための方策と、そこから「気づきや学びを引き出す」方法論としてのパーソナルコーチングを研究している。

── 政府は2025年度までを「改革推進期間」とし、部活動の地域移行を推進しています。地域移行の進捗状況や課題をお聞かせください。

青柳 3年間の「改革推進期間」のうち2年が経つ状況ですが、必ずしも順調に進んでいるとは言えません。

(※全文:2585文字 画像:あり)

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