まちのようにキャンパスをつくる時代に 近年の潮流と現在地

大学キャンパスはまとまった敷地に数百・数千人規模の学生が存在し、多様な側面で立地都市と協働してきた。大学キャンパスの歴史や日本を取り巻く大学立地の社会背景など紐解きながら、「まちのように」地域と融合した大学キャンパスなど、東京科学大学の斎尾直子教授が解説した。

大学キャンパスの歴史と
日本における大学立地の社会背景

斎尾 直子

斎尾直子 東京科学大学
環境・社会理工学院 建築学系 教授

『まちのようにキャンパスをつくり キャンパスのようにまちをつかう』(日本建築学会、2020年)の共著者である東京科学大学の斎尾直子教授は「大学キャンパスは都市の縮図」だと指摘する。「大学まち」の起源は中世ヨーロッパに遡る。パリ大学やボローニャ大学等の「都心型大学まち」が発生した一方で、18-19世紀の米国ではイエール大学やスタンフォード大学等、大学の存在により都市が成り立つ「郊外自立都市型大学まち」が発展してきた。

(※全文:972文字 画像:あり)

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