東京科学大学 新たな価値を生み出す「データ駆動型協創大学」へ

東京科学大学は、データが円滑に連携・循環し、新たな価値を生み出す「データ駆動型協創大学」への進化に向けてDXを推進。分野横断的な研究体制への変革や、あらゆるステークホルダーとの共創を掲げる「Visionary Initiatives」の実現を加速させ、科学の力で未来を拓くことを目指す。

付加価値が低い作業を減らし
本来やるべき業務の時間を創出

木下 淳博

木下 淳博

東京科学大学 副理事(DX担当)
歯学博士。研究分野は教育工学、保存治療系歯学。2024年10月から現職。文部科学省 科学技術・学術政策研究所 博士人材データベース連絡協議会委員、日本歯周病学会 常任理事、医療系eラーニング全国交流会 会長などを務める。

東京科学大学(Science Tokyo)は、東京医科歯科大学と東京工業大学の統合で、2024年10月に誕生した国立大学法人だ。その「DX推進基本戦略」では、データが円滑に連携・循環し、新たな価値を生み出す「データ駆動型協創大学」への進化を掲げている。

「両大学の統合によって大学の規模や活動範囲が拡がる中、DXにおいては現在、新大学の共通基盤構築が重要課題になっています。そこで両大学が持っていた業務や研究、制度、システム、データ構造などを引き継ぐ作業を進めています」

東京科学大学副理事(DX担当)の木下淳博氏は、こう話す。東京科学大学におけるDXの位置づけは、単なる新しいシステムの導入やペーパーレス化ではない。教育、研究、診療、大学運営というすべての活動を支える根本的な業務プロセスを見直し、大学全体の在り方を変える「トランスフォーメーション(変革)」として進められている。

(※全文:2366文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。