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国連初の「AIガバナンス」会合【スイス・ジュネーブ】

写真:AP/アフロ

国連は2026年7月6日、7日の両日、スイス・ジュネーブで「AIガバナンスに関するグローバル・ダイアログ」の第1回会合を開いた。2024年の「未来サミット」を根拠に国連総会が設置を決めた枠組みで、エルサルバドルとエストニアの国連大使が共同議長を務める。参加登録者は4000人を超え、ITUの「AI for Good」サミットや情報社会世界サミット(WSIS)フォーラムと合わせて「ジュネーブ・デジタル・ウィーク」と銘打たれた一連の会合の核となった。開会演説でグテーレス事務総長は、人類が機械との共存条件を自ら定められる最後の世代かもしれないと述べ、殺傷能力を持つ自律型兵器、いわゆる「キラーロボット」への警戒を促した。高リスクな判断は機械が情報を示すにとどめ、決定と説明責任は人間が担うべきだとも訴えた。共通の安全基準、人権上のレッドライン、途上国向けの能力構築基金、AIの環境負荷に関する透明性という4つの優先課題も示された。並行して発足したヨシュア・ベンジオ氏らが共同議長を務める科学者パネルは、フロンティアAIが破局的な害をもたらさないと科学は保証できないとする報告書を7月1日に公表している。次回会合は2027年5月、米ニューヨークで開催される。一部の技術大国だけでなく全加盟国が同じ席に着く場を国連がつくれるか——その主導権争いが、ジュネーブで動き出した。

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