山形をAIのトップランナー県に、高校生がAIを学ぶ「部活動」で成果
高校生が「部活動」として放課後の時間にAIに関する先進技術やデータサイエンスを学ぶ「やまがたAI部」。運営組織の代表、松本晋一氏は山形県を若年層AI人口割合全国1位、AIのトップランナー県にすることを目指し、さらにはAI部の全国・海外への展開も視野に入れる。
共感をベースに賛同者を得て、
産学官による「AI部」が始動
松本 晋一
山形県を「AIのトップランナー県」にすることを目指し、県内の企業・教育機関・自治体が連携して2020年8月に始動した「やまがたAI部」は、高校生が学校横断の「部活動」でAIを学ぶプロジェクトだ。
運営組織である「やまがたAI部運営コンソーシアム」の代表、松本晋一氏は製造業のDXを支援するコンサルティング会社、O2のCEOを務める。O2は東京の会社だが、2014年に山形県河北町の金型メーカー、IBUKIを子会社化(現在は資本関係を解消)したことで山形との接点ができた。
松本氏がAI部を設立した背景には、日本の現状に対する強い危機感がある。日本はGDPで世界第3位に位置する一方で、1人当たりGDPは28位。生産性の低迷を…
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