補正予算に見る不登校児童生徒の早期発見・支援、学びの継続に向けた施策

小・中学校の不登校児童生徒が過去最多となる中、文科省は「不登校・いじめ緊急対策パッケージ」を策定、COCOLOプランの前倒しを掲げた。こうした状況を踏まえ、政府が11月10日に臨時閣議決定した令和5年度補正予算案では「不登校・いじめの対策」に51億円が計上されている。

不登校児童生徒数が増加する中
緊急対策パッケージを策定

文部科学省は10月4日、「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果を公表した。調査結果によると、小・中学校における不登校児童生徒数は299,048人で、昨年度調査に続いて過去最多となった。さらに、そのうち学校内外の専門機関等で相談・指導等を受けていない小・中学生は、約11万4千人と過去最多となっている。

年々、不登校児童生徒数が増加する中、文部科学省は23年3月、「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」を策定。そして同年10月、「不登校・いじめ緊急対策パッケージ」を策定した。同緊急対策パッケージでは、「『COCOLOプラン』の対策を前倒し。あわせて、不登校施策に関する情報が、…

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