スポーツを止めるな 部活動で主体的な人材を育成

新型コロナウイルス感染症の流行で、学生スポーツの大会が軒並み中止を余儀なくされた。卒業後も活躍を夢見る生徒や、迎える大学などのチーム側も絶望する中、いち早く動いたのが「#ラグビーを止めるな2020」。その立役者が元・ラグビー日本代表の野澤武史だ。彼の活動は今も止まらない。コロナ禍を負ではなく、新たな道を切り拓く契機に変え進化し続ける。

野澤 武史

野澤 武史
山川出版社 代表取締役社長
スポーツを止めるな 代表理事

1979年、東京都生まれ。慶應義塾大学在学中にラグビー日本代表入りし、フランカーとして活躍。大学卒業後の2002年、神戸製鋼コベルコスティーラーズに加入。2007年、副将に就任。2009年、現役を引退し、慶應義塾高校蹴球コーチに就任。2011年から慶應義塾體育會蹴球部のヘッドコーチを2シーズン務める。現在、株式会社山川出版社の代表取締役社長を務める他、(公財)日本ラグビーフットボール協会の TID マネージャーとしてユース世代の指導・タレント発掘に当たる。(一社)スポーツを止めるな・代表理事。

学生ラグビーのスター選手から、長いスランプへの転落

ラグビー選手として、高校、大学ではキャプテンを務め、21歳という若さで日本代表入り。強豪チーム、神戸製鋼に鳴り物入りで入社した。現役引退後は母校の慶應大学でコーチをし、スーパーラグビーなどの試合のテレビ放送では解説者を務めながら、家業である山川出版社の代表取締役社長として手腕を揮う。と同時に、学生スポーツを支える団体のリーダーとして、全国を駆け巡る――。

そんな肩書を聞けば、順風満帆にというより、一足飛びに成功を納めてきたように見える野澤だが、意外にも…

(※全文:3671文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。