日榮新化 「よそがやらんことをやる」創業の哲学がすべての出発点

粘着フィルムやコーティング技術を強みに、多品種・小ロット・カスタマイズで顧客ニーズに応えてきた日榮新化。「よそがやらんことをやる」。創業者が掲げたこの言葉は、現在に至るまで経営の軸となってきた。その哲学を、それぞれの時代に応じた形で実装し続けてきた同社の軌跡を追う。

独自の強みを活かし、
新たな市場を開拓

清水 寛三

清水 寛三
日榮新化株式会社 代表取締役社長

日榮新化は1957年、粘着フィルムのメーカーとして創業した。創業者の清水亀三夫氏は大阪の転写マークの会社で印刷と粘着の技術を学び、40歳で独立した。シールやラベルブームのなかで多くの事業者が印刷会社として参入するなか、清水亀三夫氏が選んだのは印刷の前工程にあたる粘着加工だった。「よそがやらんことをやる」。この考え方が、日榮新化の原点にある。

大手が主導する紙ラベル市場には踏み込まず、プラスチックフィルムを基材としたフィルムタックと呼ばれる粘着ラベルに特化した。後発ゆえに価格競争を避け、大手が手がけにくい領域で小ロット・多品種・カスタマイズでニーズに応え、発展を遂げた。

(※全文:1759文字 画像:あり)

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