違いを認めながら納得解を導き出す 多文化共生社会に必要な創造力
価値観の多様化やグローバル化が進む時代に「多文化共生」の考え方が重要視されている。龍谷大学で多文化共生社会を実践的に学ぶ実習科目を手がける川中大輔准教授。大学での活動や代表を務める「シチズンシップ共育企画」における取り組みになどついて話を聞いた。
シティズンシップ教育において
多文化共生を扱う意義とは?
川中 大輔
出入国在留管理庁が2023年10月に発表した同年6月末の在留外国人数は約322万人で過去最高を更新した。都市部のコンビニや飲食店、地域の農業や工場など、外国人なくしては成り立たないのは明らかで、日本社会は既に、外国人や移民背景の住民たちと共にあると言える。にもかかわらず、日本社会は、そうした幅広い人々を受け入れる、住みやすい社会にはなっていないのが実情だ。
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