AI英会話アプリを活用し英語学習の常識を変える

2015年にGoogleの出資によって誕生した「ELSA(エルサ)」は、英語4技能の中でも「スピーキング」に特化したAI英会話アプリだ。一斉授業では見落としがちな一人ひとりの弱点に寄り添うツールとして、個別最適な学びを実現し、教育現場での導入が広がりつつある。

独自のAI音声認識技術で
スピーキングの弱みを特定

髙橋 一也

髙橋 一也

ELSA Japan 上級事業開発部 部長
慶應義塾大学大学院を卒業後、米ジョージア大学教育大学院にて授業デザイン法を学び、全米優等生協会に選出。帰国後、都内私立学校に英語教諭として勤務。2018年はオランダ・ユトレヒト大学大学院で認知心理学を研究。2017年度から2020年まで工学院大学附属中の教頭を務める。2022年2月からELSAにジョイン。複数の教育委員会でICTアドバイザーを兼務。現在、東北大学医学系大学院博士課程で教育脳科学を研究し、東京理科大学非常勤講師も務める。

文部科学省が2023年7月に発表した「令和5年度全国学力・学習状況調査」によると、中学校の英語では「聞くこと」、「読むこと」、「書くこと」、「話すこと」の4技能のうち、「話すこと」では、出題された5問のうち1問も正解できなかった生徒が6割を超えた。

(※全文:2317文字 画像:あり)

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