探究学習を支える持続可能な学校組織の作り方

探究学習が浸透しつつあるなか、生徒主体になっていない、教員自身が暗中模索の状態にあるといった課題も。生徒の主体的な学びを引き出し、教員がサポートする理想的な探究学習を展開する上で学校組織はどうあるべきか。東京学芸大学准教授の登本洋子氏に話を聞いた。

探究学習が浸透する一方で
見えてきたさまざまな課題

登本 洋子

登本 洋子

東京学芸大学大学院 教育学研究科・先端教育人材育成推進機構(教育・学習デザイン開発ユニット/教師教育高度化ユニット) 准教授
東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了、博士(情報科学)。探究的な学習・情報教育を研究。玉川学園高学年(中3~高3)情報科教諭・情報科教科主任、桐蔭学園中等教育学校/高等学校情報科教諭・探究統括主任を経て現職。文部科学省 初等中等教育局 視学委員、学校DX戦略アドバイザー。主な著書に『改訂版 学びの技』(玉川大学出版部 2023)ほか。

── 学習指導要領の改訂により、高校では「総合的な学習の時間」から「総合的な探究の時間」に名称が変更になり、3年が経過しました。学校現場での探究学習の浸透状況はいかがですか。

(※全文:4098文字 画像:あり)

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