特集2 学校の未来を構想する 学習者中心の学び・学校DE&I
進む少子高齢化や生成AIの普及など社会は急速に変化している。次期学習指導要領は、「多様性の包摂」を基盤となる考え方の一つに据え、GIGAスクール構想もAI活用へ深化。地域発の改革も進む中、本特集では、学校のより良い未来に向けた構想と実践の現在地を探った。
次期学習指導要領が示す
基盤となる3つの考え方
少子化による急速な人口減少、生成AIをはじめとするデジタル技術の社会実装、分断・対立の様相を深めつつあるグローバル情勢、多様化する価値観など――社会を取り巻く環境は、かつてないスピードで変化し続けている。社会の変化に呼応する形で、学校教育も新たな局面を迎えている。中央教育審議会は2025年9月に「論点整理」を公表し、次期学習指導要領改訂に向けた検討を本格化。基盤となる考え方として、以下3つの方向性を提起している。
①「主体的・対話的で深い学び」の実装
②多様性の包摂
③実現可能性の確保
②「多様性の包摂」に関して、「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ(素案)」※によれば、「多様な他者と共に学び、生活を共にする学校という場の特質を最大限に活かしつつ、多様性を個人及び社会の力に変えるという発想に立ち、一人一人の意欲が高まり、可能性が開花し、個性が輝く教育課程の実現を目指す必要がある。これが多様性の包摂の基本的な考え方である。この方向性は、一人一人の個性や特性、背景を踏まえた資質・能力の育成を目指す仕組みを整えるという意味で、公教育システムにおける公正性の拡大を志向するものと言える」と述べている。
(※全文:1937文字 画像:あり)
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