2025年の教育キーワード 「異質性」の導入が学校の新たな可能性を拓く
「歴史の学習環境デザイン」などを研究する池尻良平准教授は、ウェブサイト「池尻良平のオープンラボ」を開設し、歴史の学習ゲーム等を公開している。教育工学、ゲーム学習、あるいは社会活動など多面的に活躍する池尻氏に、今後の学校教育や歴史学習のあり方などについて聞いた。
今後の教育現場に必要な
キーワードは「異質性」

池尻 良平
広島大学大学院人間社会科学研究科 准教授
大阪府生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程を経て2014年に博士号(学際情報学)を取得。2024年4月から広島大学大学院人間社会科学研究科准教授に就任。日本教育工学会理事。歴史学習、認知心理、ゲーム、デジタルの融合領域を研究、歴史を現代の問題解決に応用できる教材を開発。主な著書に『EdTechで創る未来の探究学習』(共著、明治図書出版)、『シリアスゲーム(メディアテクノロジーシリーズ5)』(共著、コロナ社)。日本教育工学会、日本教育メディア学会、全国社会科教育学会で論文賞を受賞。
── 学習環境のデザインという観点から、2025年以降の教育現場では何が重要になるとお考えですか。
池尻 キーワードは「異質性」です。学校現場では探究や協調学習が徐々に広まり、様々なICTを活用した効果的な授業事例が増えています。
(※全文:2589文字 画像:あり)
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