中小企業経営者が中心になり、若者へ「起業家への道」を開く

栃木県内の学生を対象にして開催され、毎年約1000人の応募があるという「とちぎアントレプレナー・コンテスト」。起業家輩出を目指すことはもちろんだが、それだけが目的ではないという同コンテストの狙いは何なのか。主催するアオキシンテック代表取締役 CEO の青木氏に話を聞いた。

未来の社長への道を開く、実践的起業家教育プログラム

青木 圭太

青木 圭太

株式会社アオキシンテック 代表取締役 CEO
1980年栃木県真岡市出身。県立真岡工業高等学校卒業後、帝京大学へ進学。青木製作所(現アオキシンテック)に入社後は製作全般に携わり、営業拡大に努め売上増に貢献。2011年に創業者の父の後を継ぎ、代表取締役に就任。2012年にとちぎアントレプレナー・コンテスト実行委員会を設置し、実行委員長に就任。

「ペットを飼えるかどうかを見極めるために保護犬をレンタルする」「寝たきりの人に行きたい場所の動画を提供する」「廃校の教室をホテルに再活用し、給食メニューを出す」――。昨年行われた「第7回とちぎアントレプレナー・コンテスト」で1次選考を通過した事業案の一例だ。同コンテストは栃木県内の高校生・大学生を中心とした学生を対象に(2020年9月開催の第8回からは小中学生まで対象を拡大)、栃木県内の中小企業経営者の有志が本気で「未来の社長への道」を開く、実践的起業家教育プログラム。

主催するアオキシンテック代表取締役 CEO の青木圭太氏は、「活力ある日本を創り、地域を活性化するためには…

(※全文:2280文字 画像:あり)

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