誰もが自分の生き方に「誇り」を持てる社会へ

「一人ひとりが、自分の生き方に誇りを持てる社会へ」というビジョンのもと、エナジードは一人ひとりが自分らしく輝き、社会に価値を生み出す、自己効力を育む教育モデルの構築に取り組んでいる。代表取締役の氏家光謙氏に教育による社会変革に向けたビジョンなどを聞いた。

主体性や自己効力を育む
教育機会が新たな可能性を拓く

氏家 光謙

氏家 光謙

株式会社エナジード 代表取締役
新卒でトレンダーズ株式会社に入社。IPOのタイミングで株式会社エナジードを設立。自分の生き方に誇りを持てる大人を増やすことを志し、中学・高校向け教材と生徒の成長データベース「ENAGEED」を開発。アフリカや南米での授業実証を経て国内展開し、1000校以上の学校に採択される。学校・企業向けの育成プロダクト「LOUNGE」を開発し、大手企業を中心に200社でサービスを採択される。

「かっこいい大人を増やす」をミッションに掲げるエナジードは「一人ひとりが、自分の生き方に誇りを持てる社会」に必要な構造をつくるためのサービスやプロダクトを提供。中高生向けの探究的な学習・キャリア教材「CORE」や成長データベース「LOUNGE」を展開している。

代表取締役の氏家光謙氏は「人によって『かっこいい』の定義は違うので、目指すものはそれぞれ異なると思います。ただ、共通するのは、人が自分で考えて動くことによって良い変化を生み出せることを理解し、周りの誰かのため、社会のためにそれを使おうとするスタンスです。私たちは、主体性や自己効力は生まれ持ったものや家庭環境だけで決まるものではないと考えています。自分で考え、行動し経験を積むこと、そして周りからの肯定的なフィードバックによって身につけることができる。その学びの機会を早くから体系的に提供する環境を構築することが、教育の新たな可能性を拓くと考えています」と話す。

同社は2025年6月、自己効力を軸にしたキャリアマネジメントシステム「LOUNGE」を正式にリリースした。同プロダクトは、“見えにくい育ち”──自己効力感(Self-Efficacy)や主体性、思考力の変化などを捉えやすくし、生徒に対して個別最適な関わりができるようになる仕組みだ。単なるICTツールではなく、学校の教育目標の実現に向けてデータで伴走するパートナーとして自治体・学校・塾向けに展開している。

(※全文:2307文字 画像:あり)

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