情報リテラシーと著作権リテラシー 実体験を通じた学びで身につける

これからの情報・著作権リテラシー教育はどうあるべきか。短大における10年の実践で得た気づきを共有し、皆さんと共に考えるきっかけにしたい。

情報リテラシーから
著作権リテラシーへ

野田 佳邦

野田 佳邦

大分県立芸術文化短期大学 准教授
大阪大学大学院情報科学研究科修士課程修了。修士(情報科学)。修士(経営学)。弁理士。特許庁でIT分野の審査官を経て、2015年より現職。コンテンツ創作による独自の教育モデルを実践。著書「ちょさく犬が答える!SNS時代の著作権」。CODA「10代のデジタルエチケット」教育コンテンツ検討委員ほか、各種委員を務める。

私たちは情報の受け手であり同時に発信者でもあります。そのため、情報を精査し、相手や社会への影響を想像して行動する力が必要です。

情報リテラシーは、1989年の米国図書館協会の定義等によれば、「必要な情報を見極め、探し出し、評価し、活用する力」と言えます。つまり、特定のツールの使い方ではなく、状況に応じて考え、選択し、行動するための基本的な姿勢です。テクノロジーの進化でツールが変わっても、この考え方は変わりません。

(※全文:2530文字 画像:あり)

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