山形県を「AIの聖地」に 産官学連携による高校生のAI教育

AIの重要性が年々拡大している中、探究型学習に力を入れる山形県で2020年に誕生した「やまがたAI部」。高校生が部活動として放課後の時間などを活用しAIに関する学びを深めている。誕生から丸4年を経て、どんな進化をしているのか。発起人の一人、佐藤俊一氏に話を聞いた。

何気ない雑談から始まった
画期的な高校AI教育

佐藤 俊一

佐藤 俊一

山形県立産業技術短期大学校 校長
1960年山形県天童市生まれ。東北大学卒業後、山形県公立高等学校教員となる。県教育庁教育次長、県立山形東高等学校校長(山形県高等学校長会会長)、山形大学エンロールメント・マネジメント部教授を経て、現職。2018年、山形県立山形東高等学校に「探究科」を設置し、学校改革を進める。2020年、産官学が連携して高校生にAIの学習機会を提供する「やまがたAI部」を、発起人の一人として立ち上げ運営に携わる。

「やまがたAI部」は、産官学連携コンソーシアムのもと、県内外の高校をオンラインで結ぶ「合同部活動」として、高校生がAIを学び、AIによる課題解決に取り組む機会を提供するという、前例のない画期的なプロジェクトである。

(※全文:3511文字 画像:あり)

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