正解のない問いに挑み、創造的なアウトプットへ
STEAM教育というと、プログラミングやロボットをつかう学びがイメージされがちだ。そうした中、東京都武蔵野市にある聖徳学園中学・高等学校では、協働的な学びや創造的なアウトプットを重視した独自のSTEAM教育を実施している。事例や成果、課題について話を伺った。
STEAM教育を
自分たちで定義づけ
品田 健
聖徳学園中学・高等学校(東京都武蔵野市)は私立共学の中高一貫校。いち早く、課題解決型授業を実践してきたことで知られる。
品田氏が着任した2017年、さまざまなプログラムを用いて課題解決型授業は行っているものの、その学年、その教科に留まっていることが課題視されていた。そこで、中高一貫校の強みを活かしながら、いくつものプログラムを体系化するために、STEAM教育を軸に据えた。
2018年度からは、中学部では総合的な学習の時間とICTの時間、高等部は情報の授業と総合的な学習の時間を主に使い、課題解決型のSTEAM教育を推進している。
「子どもたちには、正解のない問いと向き合い、自分で解決していく力が求められています。そこで、…
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