「より堅牢に」「より活用しやすく」HPのGIGA端末がさらに進化[AD]
日本HPは、GIGAスクール構想 第2期(2nd GIGA)に対応した新しい端末を発表。2nd GIGAのためにゼロから設計され、「より堅牢に」「より活用しやすく」「サステナブル」等の特長を備え、LTE使い放題の応用パッケージも提供し、教育現場を支える機能を充実させている。
堅牢性をさらに強化し、
高耐久性バッテリーも搭載

松本 英樹
株式会社 日本HP エンタープライズ営業統括 営業戦略部 部長
教育機関向けにChromebookとWindows PCを提供している日本HPは、GIGAスクール構想のためにゼロから設計を見直した基本パッケージと、LTE使い放題の応用パッケージのGIGA端末を新たにリリースする。基本パッケージ、応用パッケージともにChromebook、Windows PCの2タイプをリリースする予定だ。
2nd GIGAに対応したそれらの端末の特長について、日本HP エンタープライズ営業統括 営業戦略部部長の松本英樹氏は「より堅牢に」「より活用しやすく」「サステナブル」という3つのキーワードを挙げる。
まず堅牢性について、松本氏が学校現場の声を直接ヒアリングしたところ、「故障」に関する悩みが最も多かったという。「経年劣化による自然故障だけでなく、児童生徒の扱い方が原因で発生する故障もあり、それらの修理費用が自治体の財政を圧迫しています」。
HPの2nd GIGA用モデルは、1st GIGA時の端末と比べて、さらに堅牢性を強化した。高頻度な開閉ストレスに耐えるデュアルバレル同期ヒンジを採用。耐久性を高めたキーボードはキートップが外れにくい仕様、排水機構でPC内部への液体浸入を抑制した。1000回のランダム落下試験を実施し、機械的損傷のないことを確認したという。
また、米軍調達基準であるMILスペック(MIL-STD-810H)に準拠し、合板への落下試験(122cm)など19項目で合格した。さらに、12万時間に相当するHP独自の厳密な品質基準テストをクリアした。松本氏は「HPは様々な教育環境を想定した堅牢性を追求しています」と語る。
高耐久性バッテリーの採用も特長の一つだ。約1000回の充放電サイクルを設計寿命とした、耐久性の高いバッテリーを標準搭載している。バッテリーの過充電や劣化を防ぐファームウェアを搭載し、予備機を保管する場合を想定して、不意にスイッチが入ってバッテリーが劣化しないように「出荷モード」にも対応した。
2nd GIGA用モデルはバッテリー駆動時間が長く、充電を気にせずに1日の全授業で使用できるとともに、わずか90分の充電で最大90%のバッテリー充電を実現する「HP Fast Charge」も搭載。これらの数々の機能により、電源確保の心配を減らし、学校現場のニーズに応えている。
ペンやカメラの性能が向上、
リユースプログラムも展開

ペンは最も気づきやすい場所に格納することができ、紛失を防ぐ。
GIGA端末を「より活用しやすく」に関して、ポイントの一つが標準で付属するHPの純正ペンだ。ChromebookはUSI、Windows PCはAESを採用し、文部科学省から発表されたCBTの普及に備える。4096段階の筆圧を感知し、紙のような書き心地を実現するとともに、画面でペン先だけに反応するパームリジェクションに対応している。
ペンの格納場所は、本体の最も気づきやすいところに用意されているため、紛失しづらい。ペン先を左右どちらの向きに格納しても充電が可能で、15秒の充電で最長45分利用できるため、利便性が高くなっている。
また、Webカメラの高解像度化や機能の充実も図られた。アウトカメラは高解像度5MPまたは8MPでオートフォーカス機能が付き、遠くの板書や手元の撮影、QRコードの読み取りなど幅広いシーンで活躍する。遠隔授業などで使うインカメラについては、顔や部屋を見せたくない児童生徒用のプラバシーシャッターを搭載した。文部科学省検定の教科書において、QRコード掲載が拡充していく方向性にある中で、HPのGIGA端末はデジタル教材の活用、写真・動画の撮影、遠隔授業を支えるツールになる。
「サステナブル」に関して、HPは自社のGIGA端末を導入する自治体を対象に、リユースプログラムを提供している。それは1st GIGAで導入したPCやタブレットについて、メーカーを問わず、HPが無料で引き取るプログラムだ。
無料で回収したPC・タブレットはデータ消去を行い、再生したうえで、最適なリユース先をHPが選定し、再生できない端末については適切にリサイクルに回す。HPはこのプログラムで環境負荷を低減するとともに、修理・調整した再生品をグローバルで販売提供し、他国の児童生徒の学びや就業機会の拡大を支援している。
管理負担を軽減し、
パフォーマンスにも優れる
基本パッケージとして提供するChromebookは2024年10月リリース予定(2025年2月出荷開始予定)、Windows PCは2024年10月リリース予定(2025年1月出荷開始予定)だ。それぞれ想定価格は5万5000円(税込)。LTEが使い放題となる応用パッケージもChromebook、Windows PCの2タイプを用意し、それぞれ想定価格は9万3500円(税込)だ。
Chromebookはアカウント管理、スタディログ分析ができる「Google GIGA License」の利用を想定しながら、CEU(Chrome管理コンソール)によるアカウント管理を日本の教育機関向けに最適化するチエル社の「InterCLASS Console Support(ICCS)」を無償で提供。ICCSは1st GIGAの際に採用率が82%に達したソリューションだ。
Windows PCは、マイクロソフト社が推奨する「GIGA Advancedパソコン」に準拠するモデルになっており、ストレージに128GB UFSを採用することでOSの起動時間を短縮し、パフォーマンスを向上した。さらに、有線LANポートを搭載したので、キッティングやOSアップデートの手間を大幅に削減可能だ。
また、両OSモデルともにLTE回線が容量無制限で5年間使い放題となる応用パッケージを提供する。本体一体型の「eSIM」となっているため、物理的なSIMカードが不要であり、紛失のリスクを低減できる。そのため、校外学習や遠隔授業、校内Wi-Fi不調時のバックアップとしても有効だ。
HPはGIGA端末だけでなく、教室用プリンターや遠隔授業用のビデオバー、など様々な機器も提供している。「現在は電子黒板大手のさつき社と組み、HPのプリンターとPolyのビデオバーをパッケージ販売する計画があります。このソリューションとGIGA端末を連携させれば、学びの環境を大幅に改善できます。『より堅牢に』『より活用しやすく』『サステナブル』という特長を備えたGIGA端末をはじめ、HPの各製品は2nd GIGAに対応した最適な環境を実現します。ご興味のある方はぜひお問い合わせください」。
【お問い合わせ】
株式会社 日本HP
tel:03-4578-4681
mail:JPN_GIGA@hp.com
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