データサイエンス教育を実践する高校教員の学び合い

新学習指導要領により、高校ではデータサイエンス(統計)教育が拡充された。一方、どうデータサイエンス教育に取組めばいいのか戸惑う教員も少なくない。そこで、データサイエンス教育を実践する高校教員の研究会を立ち上げた林宏樹氏に、その背景や授業づくりについて話を伺った。

教員同士が相談できる
環境を求めて研究会を立上げ

林 宏樹

林 宏樹

JDSSP高等学校データサイエンス教育研究会 主査、雲雀丘学園中高等学校 教諭

2022年度から新学習指導要領の順次全面実施により、高校ではデータ活用の基礎やプログラミングを学ぶ「情報Ⅰ」の必修化をはじめ、数学や「情報Ⅱ」等において、データサイエンス(統計)教育が拡充されている。一方、情報科の教員不足をはじめ、これまで学校現場ではデータの活用に関する授業実践も少なく、データサイエンス教育にどう取組めばいいのか戸惑う教員も少なくない。

そうした中、高校教員のデータサイエンス教育実践の学び合いの場として、2020年、「JDSSP高等学校データサイエンス教育研究会」が設立された。現在、約70名の高校教員や専門家が互いの研究成果を発表・協議し、…

(※全文:304文字 画像:あり)

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