タイムトラベルで投資風景を再現 体験型の金融経済教育プログラム
元国際公務員と元裁判官の2人が起業したベータ研究所は、タイムトラベラーのように過去に行き、当時の投資風景を体験できる独自アプリを活用し、体験型の金融経済教育プログラムを提供している。投資シミュレーションアプリを開発した狙いや、授業での取り組みを聞いた。
タイムマシントレードで
過去の株式相場を体験

川上 泰弘
ベータ研究所株式会社 代表取締役社長
京都大学理学部卒業。2012年IE Business School卒業 (MBA、Honorable Mention)。世界銀行グループの一機関、国際金融公社(International Finance Corporation, IFC)のワシントンDC本部のトレジャリー(財務部)の上級財務担当官として勤務したほか、ゴールドマン・サックス証券などで勤務。国際金融公社では、クオンツ部門(金融工学)とトレジャリークライアントサービス部門(戦略的トレジャリー部門)で勤務。米国証券アナリスト(CFA)、ファイナンシャル・リスク・マネージャー(FRM)、日本証券アナリスト協会認定アナリスト。

岡本 陽平
ベータ研究所株式会社 代表取締役副社長
弁護士(第一東京弁護士会所属)。岡本・上遠野法律事務所代表。東京大学法学部卒業。以前は裁判官として約15年間勤務。裁判官在任中は、東京地裁、松山地裁、那覇地家裁石垣支部で民事事件を中心に事件を担当。その他、最高裁事務総局秘書課に勤務し、渉外事務を担当したほか、米国テキサス州サザンメソジスト大学ロースクールに派遣され、1年間在外研究を行った。加えて、法務省に出向した上で、カンボジア王国に2年間滞在し、長期専門家として、JICAの実施する裁判官・検察官養成校民事教育改善プロジェクトにも従事。
ベータ研究所は、世界銀行グループ、ゴールドマン・サックス証券などに勤務していた川上泰弘氏と、裁判官を務めていた弁護士の岡本陽平氏が立ち上げた企業。起業の背景について、川上氏はこう話す。
(※全文:2290文字 画像:あり)
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