社会の中で「自分の居場所」を自らつくり出す力を育む

一般社団法人子供教育創造機構は、主に小学生を対象にしたアントレプレナーシップ教育を進める。狙うのは、子どもたちがアイデアを創り出す価値に気付き、社会での居場所を自らつくり出していく力を育むことだ。代表理事の森博樹氏に理念や実践例を聞いた。

小学生にこそ
アントレプレナーシップ教育を

森 博樹

森 博樹

一般社団法人子供教育創造機構 代表理事
大学卒業後、日本電信電話株式会社に入社。NTTグループで、研究開発や新規事業を10年以上経験する中で、「急速な環境変化の中で、自分の生き方を自ら創り出す人材育成」の必要性を体感。2012年に一般社団法人子供教育創造機構を設立。企業の社内起業家育成や事業創造プログラムを支援する01Booster ラーニングマネージャーも務める。MBA・保育士・キャリアコンサルタント(国家資格)。

2012年に一般社団法人子供教育創造機構を設立した代表理事の森博樹氏は、小学生のためのアフタースクール「キンダリーインターナショナル」を運営している。

「おとなも、こどもも持って生まれた才能を活かし、1人1人が内発的動機から自分なりの道を見出し、活き活きと生きる人が社会に溢れること。」をビジョンに掲げ、創造的に学び共創する力を育む活動に力をいれており、現在は3校舎を運営、約100家族が利用している。立ち上げの契機は、「日本の未来を生きる子どもの教育が、自分が子どもの頃とほとんど変わっておらず愕然とした」ことだと明かす。

「娘が生まれてから、興味本位で教育について調べました。前職のNTTグループでは10年ほど研究・事業開発に携わってきて、…

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