「なれる・つながる・ひろがる・ふかまる」端末活用の日常化に向けた教員研修

GIGAスクール構想のもと、小中学校で整備が進んだ1人1台端末。青森県八戸市でも、環境整備を終え2年が経過した。ICTを活用した教育改革に積極的に取り組んできた同市の、これまでの取組みや成果とこれからの挑戦、目指す姿を、八戸市教育委員会の石井一二三氏が解説する。

教員研修3つのStep
「試用」から「活用」へ

石井 一二三

石井 一二三
八戸市教育委員会 総合教育センター 主任指導主事
文部科学省 ICT活用教育アドバイザー

八戸市は青森県東部に位置し、太平洋に面した中核市。小中学校あわせて66校、約1万6,000人の児童生徒と約1,200名の教員を持つ自治体だ。GIGAスクール構想の実現へ向けては2020年5月から1人1台端末の研修とネットワーク工事を開始。同年12月から全ての小中学校で1人1台端末の利用が可能となった。また、校内通信ネットワークの整備と同時にChromebookを16,698台、大型ディスプレイ352台を整備。併せて、児童生徒、教員へ向けた手引書や保護者へ向けたリーフレットを配布し、1人1台端末がどう活用されていくのか、家庭での使用時の注意などについて通知した。

(※全文:2140文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。