ジェンダー平等を実現し、丁寧にデータサイエンスを学ぶ

京都女子大学は2023年4月、国内の女子大学としては初めて、データサイエンス学部を新設する。京都女子大学データサイエンス研究所所長で学部長就任予定の栗原考次氏に、女子大学に新設することの意義や学びの内容、学生へのサポート体制、育成を目指す人材像について聞いた。

女子大学初となる
データサイエンス学部の意義

栗原 考次

栗原 考次

京都女子大学 データサイエンス学部長(就任予定)、データサイエンス研究所所長、教授
岡山大学名誉教授。理学博士(九州大学)。専門は統計科学、計算機統計学、時空間統計学。岡山大学環境理工学部教授、学部長、副学長などを経て、2022年4月に京都女子大学データサイエンス研究所所長に就任。2023年4月、京都女子大学データサイエンス学部長(就任予定)。国際分類学会評議員、日本統計学会代議員、情報・システム研究機構教育研究評議会評議員、文部科学省統計エキスパート人材育成プロジェクト推進委員会委員などを務める。

「企業や官公庁では近年、データサイエンティストの求人が年30%伸びていますが、採用できる人材は6割に満たないと言われています。また、男女共同参画といわれる中、日本のデータサイエンティストは男女比が9対1で、女性が少ないのが実状です」

(※全文:2318文字 画像:あり)

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