早くからリスキル・リカレントを実践、大学での教育研究を事業に活かす
銀行員時代にMBAを取得し、現在は事業会社の役員を務めながら、大学院博士課程後期課程で研究活動に取り組む那須耕三氏。2020年に社会構想大学院大学の実務家教員養成課程を受講し、そこで得た学びを、大学におけるゲスト講師や自身の研究に活かしている。
個人の成長が、
企業の成長につながる
那須 耕三
現在、株式会社たけでんの常勤監査役を務める那須耕三氏は2020年6月~9月、社会構想大学院大学の実務家教員養成課程を受講した。同課程は企業等で経験を積んだ実務家が、大学教員として教育研究を担うための知識や技能を身に付けるプログラムだ。那須氏は大学教員への転身を考えていたわけではなく、現業の会社役員としての職務へのフィードバックを期待して、養成課程の受講を決めた。
もともと那須氏は、銀行で働いていたキャリアを持つ。大学を卒業後、協和銀行(現りそな銀行)に入行し、支店長や地域CEOなどを歴任。阿倍野橋支店、難波支店で地域の総責任者を務めていた2007年~2009年には、立命館大学ビジネススクール(大学院経営管理研究科)に通い、MBAを取得した。
「当時、すでに10年近く支店運営を経験して相応の実績を上げていましたが、…
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