学都仙台 多数の教育機関による知の集積・循環が生む新たな構想

古くから東北の中心都市として栄えた仙台。東北大学をはじめとした高等教育機関も多く立地し「学都」とも呼ばれている。ここでは仙台の学都としての歴史と現在の状況を外観し、学びの地としての可能性と魅力に迫る。(編集部)

教育機関の集積により
若者の多いまち・仙台

青葉山から望む仙台市街。(画像はイメージ)

Photo by MASAFUMI / Adobe Stock

1600(慶長5)年、伊達政宗が居城を定めたことで城下町として発展した仙台。1889(明治22)年に市制が施行され、現在の基礎となる仙台市が誕生した。2020年末時点の登録人口は1,065,932人で、この数年、転入等による社会増で人口は微増している。

年齢別に見ると、15歳未満の子どもは131,380人、15〜64歳までの生産年齢人口は676,101人、65歳以上の高齢者は257,965人(いずれも2020年9月末時点)。高齢化率は2020年3月末時点で24.1%で、全国平均の28.7%よりやや低い状況となっている。

(※全文:1927文字 画像:あり)

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