全国の高等学校DXを加速化し成長分野の担い手を増やす

成長分野のデジタル・グリーン分野の人材不足を背景に、政府が大学等の再編を後押しする中、令和5年度補正予算に計上された「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」では100億円を計上。全国高校のDXを加速化し、成長分野を支える人材育成の抜本的強化を図る。

成長分野を担う人材育成の
抜本強化に向けた政策を後押し

田中 義恭

田中 義恭

文部科学省 初等中等教育局 参事官(高等学校担当)
1975年、千葉県生まれ。98年、文部省(現文部科学省)入省。スポーツ振興や教職員制度、政策評価などに携わったのち、2008年に福島県教育庁へ。福島では東日本大震災を経験。在フランス日本国大使館勤務、文科省教育制度改革室長などを経て、21年10月から現職。

政府の「教育未来創造会議」が2022年5月に公表した第一次提言では、成長分野といわれるデジタル・グリーン分野における国内の人材不足を背景に、自然科学(理系)分野に着目。近年、自然科学分野を専攻する学生の割合は諸外国が40%を超えるところも多い一方で、国内は約35%にとどまっている。

(※全文:2179文字 画像:あり)

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