先端教育発刊に寄せて

先端教育発刊に寄せて

このたび、教育専門誌としての役割を担い、新たな角度から教育界と社会を結ぶメディアとして、月刊「先端教育」を発刊する運びとなりました。

現代社会において、デジタルの進化はもとより、複雑化する社会における、あらゆる教育の重要性は誰もが認めるところです。

幼児教育、高等教育、企業内教育と共に、今後は、リカレントをはじめとして、多世代が学び続ける研究環境が、実社会に必要とされている現状が有ります。これらの諸テーマを、一つの現象として問うにとどまらず、共通の俯瞰的要素を導き出し、新たな知を形成していくことが、日本社会に必要と考えています。教育関係者、部門の社会的役割は、益々多面的なものとなり、その重要性が高まっています。

変化の激しい情報時代の中で、ものごとを深く洞察し、未来の担い手となる人材を育成するには、アカデミズムと産業界の創発も問われます。

文部科学省、各省庁、全国各自治体、学校法人、企業の皆様の取り組む背景を解りやすく紐解くことで、月刊「先端教育」が実践に役立つ礎になればと願っています。

実務上の実践知識を、形式知化あるいは構造化・理論化し、同時に学術研究の成果をわかりやすく適切に社会にご紹介する役目を果たしていく所存です。

皆様と共に考え、応用、活用されるに誌面編集に挑戦して参ります。

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

令和元年7月1日
学校法人先端教育機構
理事長 東英弥

(月刊先端教育 創刊準備号より)