コミュニケーションとデータの分離、DXで改善が進む情報セキュリティ

セキュリティ事案に対応する緊急対応チーム「CERT(サート)」を設立し、DXによって大学情報セキュリティの改善に取り組む東京工業大学(以下、東工大)。旗振り役を務める東工大CERT統括責任者の松浦知史准教授がDX推進のポイントを解説する。

DX推進の柱は
食材・料理・食事の3要素

松浦 知史

松浦 知史

東京工業大学 学術国際情報センター 准教授、東工大CERT統括責任者

東工大は2014年に、学内の情報セキュリティを管理・運営する専門チームとして「東工大CERT」を設立。セキュリティ事案発生時の緊急対応をはじめ、学内の脆弱性調査など、事前対応を重視した情報セキュリティに関わる活動を広く行っている。活動を主導する東工大CERT統括責任者を務める松浦知史准教授は、DXを料理に喩える(図)。

(※全文:2094文字 画像:あり)

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