神山まるごと高専 地域と一体化し「起業するデザインエンジニア」を育成

都市圏から多くの企業のサテライトオフィスを誘致し、「地方創生のパイオニア」として注目を集める徳島県神山町。この町に2023年、「神山まるごと高専」が新たに開校する。同校設立の経緯について、設立プロジェクトの発起人の一人である Sansan 代表の寺田氏に話を聞いた。

2023年開校予定の、次世代型高等専門学校

寺田親弘

寺田親弘

Sansan 株式会社 代表取締役社長 CEO
1976年生まれ、東京都出身。1999年慶應義塾大学環境情報学部卒業、三井物産株式会社入社。情報産業部門に配属された後、米国・シリコンバレーでベンチャー企業の日本向けビジネス展開支援に従事する。帰国後、社内ベンチャーの立ち上げや関連会社への出向を経て、2007年に Sansan 株式会社を創業。

都市圏から多くの企業のサテライトオフィスを誘致し、「地方創生のパイオニア」として近年注目を集める徳島県神山町。ここに2023年4月、新たに「神山まるごと高等専門学校」(神山まるごと高専)が開校を予定している。

同校は工業技術習得だけではなく、それを活用して社会に変化を生み出す力、起業家精神を持った人材を育てるための「次世代型高等専門学校」だ。どのような場・環境においても社会課題を見つけ、課題解決に向けて活動することができる、未来の「起業するデザインエンジニア」の育成を目指している。

「『高専を設立しよう』と考えたのは、前職時代に米国の…

(※全文:2065文字 画像:あり)

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