多様なルートで企業や社会人の学校現場への参画を促す

複雑・多様化する時代において、社会との繋がりを通して学ぶ意義は大きく、外部人材による学校現場への参画が求められている。また、深刻な教師不足により、広く一般社会から人材を求め、教師の確保を図ることも必要だ。こうした教育課題に挑むカモマンの事業について話を聞いた。

企業人が学校現場に越境
教職員と協働して課題解決

宮原 うらら

宮原 うらら

株式会社カモマン 代表取締役
慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、三井不動産株式会社に入社、日本橋の街づくり/新規事業開発を担当。たくさんの「カッコいい大人」に魅了され、自身の原体験から公教育×企業人の可能性に着眼。その後、2019年に株式会社カモマン設立。世界60ヶ国超のパートナーと教育事業を展開する認定NPO法人Teach For Japanの職員兼務。社名には、"Come on Monday!"な世の中を創るというメッセージを込めている。

新学習指導要領は「社会に開かれた教育課程」を理念に掲げ、社会と連携・協働した教育活動の充実を求めている。

ベンチャー企業のカモマンは、2020年から「学校と社会をヒトでつなぐ」をコンセプトに、学校の課題解決と企業の人材育成を組み合わせた「リーチャー・プログラム」を提供している。企業人が学校現場に越境し、教職員と中長期的に協働しながら課題解決を進める日本では類をみないプログラムだ。

(※全文:2631文字 画像:あり)

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