探究と実践を通し社会に貢献する 〜識者・実践者の視点

地球や人類のよりよいあり方を目指して理想を掲げ、実践に向けて動き出すときの軸となる社会構想。長年、学術研究や社会での実践に携わってきた識者・実践者である3名に、自身が思い描く理想の社会像、社会構想を語っていただいた。

体系的な知を背景に、
ストーリーとしての構想を物語る

沖 大幹

沖 大幹

東京大学大学院工学系研究科 教授、東京大学総長特別参与

今後ありたい世界は、2015年に採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に象徴的に集約されています。

それは「誰もが生まれてきてよかったと思える人生を送れる社会、そして各個人が自分の能力を最大限に発揮できていていると感じられる社会」です。

自己尊重感や自己肯定感、尊厳が保障されウェルビーイング(幸福度)が満たされた社会の実現は、宇沢弘文先生も「社会的共通資本」を唱える中で強調されていました。

(※全文:1573文字 画像:あり)

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