生徒・先生にとって探究が充実する3つのポイント[AD]

中学・高校の総合的な学習・探究の時間に向けたエナジードの教材は、600校以上の教育機関で導入されている。1,000校以上の学校訪問を通じて同社が気づきを得た「生徒・先生にとって探究学習が充実する3つのポイント」について、代表取締役の氏家光謙氏が解説した。

正解がない中で、自ら正解を
作り出す仕事が重要な時代に

氏家 光謙

氏家 光謙

株式会社エナジード 代表取締役

「これまで1,000校以上の学校を訪問しましたが、先生方からはよく『自信のない生徒が多い』という声を聞きます」。エナジード代表取締役の氏家光謙氏は、こう語る。氏家氏は2012年に「かっこいい大人を増やす」というミッションを掲げて同社を設立。中学・高校の総合的な学習・探究の授業に向けて、生徒が自ら考えて動き、成功体験を作っていくためのプログラムを提供している。

国内では高度経済成長期を支えた「決められたことを言われたとおりにやる」仕事が減少し、自ら考えて動く仕事に移行し始めている。言い換えれば、従来のような「正解がある」仕事が減り、自ら「正解を作り出す」仕事が重要になっている。経済産業省が2022年5月に公表した「未来人材ビジョン」も、「常識や前提にとらわれず、ゼロからイチを生み出す能力」などの重要性を訴えている。

そうした中、高校では2022年度から「総合的な探究の時間」(探究学習)が必修化された。教育現場では、現在の生徒の傾向と社会が求める基準の変化にギャップがあると感じる教員は多い。そこで、探究学習では、そのギャップをなくすことが重要になる。「探究の授業では、生徒が自分に自信を持ち、自分の将来に興味が持ちやすくなるような状況を作ることが1つの目的です。これは多くの先生方が従来から取り組みたかった教育で、ようやくそれがやりやすい時代になってきました」。

ワクワクできる探究にする
ための3つのポイント

氏家氏は数多くの学校現場を訪れる中、教員から「先生同士の巻き込みが難しい」、「やろうとする先生とやらされる先生に分かれてしまう」といった悩みのほか、「生徒が受け身になり、やらされ感が大きい」という声を聞くことも多いという。また、「探究がどうあるべきかという『べき論』が強まると、そこに合わせようとして本来の考え方が形骸化する可能性もあります」と警鐘を鳴らす。

これらの課題に対処し、教員も生徒もワクワクできる探究にするために氏家氏は3つのポイントを挙げる。

第1に、「共感」がある目的(ゴール)の共有だ。そこでは「生徒にこうなって欲しい」といった教員たちが同じように感じている課題に関し、対策となる方向性を共有する。

例えば、「うちの生徒は自分の意見がなかなか言えないから、言えるようになって欲しい」といった課題感に対し、他の教員から「確かにね」と反応が返ってくるやり取りが大切になる。また、教員は生徒に「自分の意見を言えることが大事だ」といった言い方だけではなく、「自分の意見を言える大人は格好良くない?」と問いかけ、生徒の共感を得るよう努めることも重要だ。「探究はあくまで1つの目的をやり遂げるプロセスと考え、『探究で起こしたい変化は何か』、『生徒のどのような成長を目指したいのか』といったことを先生同士や先生と生徒の間で具体的な言葉にし、共有していくことが大切です」。

第2のポイントは、目的にたどり着くまでのプロセスへの納得感だ。「納得感にはゴールに向かうプロセスの全体像が見えることが大切です。だからこそ、人は主体的になれます。そして、プロセスに納得感があると、実現可能性が生まれ、ワクワクし、そこにモチベーションが現れます」。

第3のポイントは、探究で学んだことを生徒が普段の生活や人生に活かしていけるか、つまり授業後に再現できるかどうかだ。そのため、生徒が「わかりやすい、普段から使えそう」と実感できるために、学びをシンプルにして、授業後に生かせる状態に落とし込む要素が大切になる。

『この学びを部活で活かせた』といった実感があれば、モチベーションが生まれ、成長のサイクルが回り始めます。授業後に学びが残る感覚を生徒に提供することが、探究には非常に大事だと考えています」

生徒が自分の可能性を実感し、
モチベーションが上がる授業に

3つのポイントを押さえた探究学習にはどんな効果や生徒の反応が生まれるのか。千葉県の浦安市立美浜中学校ではこうした学びを3年間回した結果、2022年3月の卒業生へのアンケートでは、「自分は日本を変えられると思うか?」という問いに対し、75%の人が「YES」と答えた。

また、京都府の立命館宇治中学校では生徒が探究学習を活かして「自分は何をしていくのか?」と考えてきた結果、ビジネスコンテストや部活動において積極的に挑戦するようになり、「全国ビジネスプランコンテスト」で経済産業省大臣賞受賞などの成果を挙げている。

エナジードでは1,000校以上の学校訪問を通じて教員の課題や、どんな瞬間に生徒は自分の可能性を感じるのかといった点を考慮し、探究の教材となる様々なサービスを開発してきた。先に紹介した両校も同社のサービスを利用している。

出典:エナジード提供

「ENAGEED CORE」は今後の時代に求められるゼロからイチを作ろうとするスタンスや力、相手の立場で考える姿勢、捉え方を変えたり、全体観を捉える力を学べる学習ツール。

また「ENAGEED GEAR」は生徒が日々、教員から聞く話や友達との会話で気づいたことを、デジタルツールにストックすることで、どんな行動に活かすのかを自分で決めるためのツールだ。さらに「ENAGEED GLIDE」は、日々の自分の成長を客観的に捉え、次の一歩を考えるための経験値を可視化するツールとなっている。

「これらを活用した学びを通じて、生徒は自分の力となる考え方をわかりやすく学び、普段の生活で実践し、自分の成長を客観的に捉えて自信を身につける。このステップを繰り返すことで、授業外の時間に自分で考え、行動する経験が積み重なる。そして自分の可能性を実感し、社会にも関心を持ち、将来に向けたモチベーションが上がる状態を目指してサービスを提供しています。先生方のサポートツールも沢山提供していますので、先生方には3つのポイントを押さえつつ、探究というあり方を楽しんでいただければ嬉しく思います」

【お問い合わせ】

株式会社エナジード
Email:solution@enageed.jp
https://www.enageed.jp/education-support

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