社会科学とデータサイエンスを「融合」し、現代社会の課題を解決
一橋大学は2023年4月、ソーシャル・データサイエンス学部/研究科を新設。社会科学とデータサイエンスの「融合」を通じ、現代社会の様々な課題解決を図っていく。その狙いやカリキュラムの内容、養成する人材像について、同学部長/研究科長に就任予定である渡部敏明氏に話を聞いた。
学部では幅広い知識を備えた
ジェネラリストを育成

渡部 敏明
一橋大学 ソーシャル・データサイエンス学部長/研究科長(予定)
東京大学大学院経済学研究科入学後、イェール大学大学院経済学研究科でPh.D.(経済学)取得。東京都立大学教授、日本銀行金融研究所シニアフェローなどを経て、2006年4月から一橋大学経済研究所教授。専門分野は、計量ファイナンス、マクロ計量経済学、ベイズ計量経済学。一橋大学ソーシャル・データサイエンス教育研究推進センター長、経済研究所教授(兼務)、同大学学長補佐(ソーシャル・データサイエンス研究・教育担当)。
商学・経済学・法学・社会学と社会科学の4学部から成る一橋大学は、2023年4月、ソーシャル・データサイエンス学部/研究科を新設する。新学部設置は約70年ぶりとなる。2019年9月には社会科学系の大学で唯一、指定国立大学法人に指定され、その際、中心に掲げた構想の一つがソーシャル・データサイエンスという新領域の教育や研究に踏み出すことだった。
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