学び続ける教師の育成を目指す 教員養成の高度化へ向けた改革

文部科学省の「教員養成フラッグシップ大学」に指定されている兵庫教育大学。「令和の日本型学校教育」を担う教師の育成へ向け、教員養成の在り方自体の変革に取り組む。兵庫教育大学の目指す、新たな教員像と養成プログラムについて、森山潤教授に話を聞いた。

教員養成の高度化は待ったなし
新しい教員養成の姿を模索

森山 潤

森山 潤

兵庫教育大学大学院 教授
博士(学校教育学)。京都教育大学附属京都中学校教諭、信州大学教育学部助教授、兵庫教育大学准教授などを経て、2011年から現職。先端教職課程カリキュラム開発センター副センター長、教員養成スタンダード開発チームリーダーを務める。理論と実践との統合的なアプローチから.技術教育・情報教育・ICT活用教育等について.生徒の認知的実態の分析に基づく学習指導の改善研究に取り組んでいる。

社会が大きく変化するなかで、中央教育審議会は2022年12月、「『令和の日本型学校教育』を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について(答申)」を公表した。

答申では、これから求められる教師像として、「変化を前向きに受け止め、教職生涯を通じて学び続ける」こと等を掲げている。

(※全文:4085文字 画像:あり)

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