広島大学 デジタル化の推進に欠かせない継続的な情報基盤の整備

広島大学は早くから事務情報化の取組を続けてきた。大学DXフォーラムの講演では、事務情報システムの導入・更新の概要やサーバー群のクラウドへの移行、インターネット分離に対応した事務情報端末の更新など、広島大学のデジタル化のあゆみが紹介された。

大学運営支援体制の強化へ
業務システムを計画的に再構築

相原 玲二

相原 玲二

広島大学 上席特任学術研究員 特命教授

広島大学は2004年度の国立大学法人化以前から、会計支援システムや学生情報システム、電子事務局等を導入し、業務の効率化を進めてきた。2005年度には大学運営支援体制のさらなる強化のため、業務システムの再構築を目指して「業務系情報システム開発基本方針」を策定。この基本方針の下、基幹業務システム(学生情報、財務会計、人事給与)の計画的な再構築を行い、業務改革やサービス向上、コスト削減を推進した。

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