加速するGIGAスクール構想、教育・人材育成分野の政策を探る

2021年12月20日、2021年度補正予算が参議院本会議で可決、成立した。急速に変化する社会に対応すべく、教育・人材育成分野でも2022年度から前倒して予算措置がとられている政策もある。同補正予算から教育・人材育成分野の動向を探る。

GIGAスクール構想の
次のステージに向けた施策

2021年12月、2021年度補正予算が成立した。コロナ禍の収束が見通せない中で、教育・人材育成においても急速に変化する社会に対応すべく、様々な政策が盛り込まれた。以下、同補正予算における教育・人材育成分野の動向を探りたい。

文科省・経産省関連の主な施策は表の通りだ。学校教育関連で見ると、2022年度に予定されていた「GIGAスクール運営支援センター整備事業」が前倒しとなった。2021年度から、全国の小中学校において、1人1台端末環境による本格的な教育がスタートした。本事業では、その運用を支え、子どもの学びを保障するための「運用面の支援」の更なる強化が求められていることを踏まえ、民間事業者を活用した、…

(※全文:1947文字 画像:あり)

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