部活動の地域移行に向けて全国の実践研究事例の活用を

学校のウェルビーイングを考える上で、部活動の在り方は重要な視点だ。政府が2022年度から25年度までを「改革推進期間」とし、休日の部活動の地域移行について、早期の実現を目指す中、スポーツ庁は今年9月、「運動部活動の地域移行等に関する実践研究事例集」を公表した。

スポーツ庁が「運動部活動の地域移行
等に関する実践研究事例集」公開

2023年9月、スポーツ庁が「令和4年度 運動部活動の地域移行等に関する実践研究事例集」を公表した。これまで、中学校等の運動部活動は、学習意欲の向上や責任感・連帯感の涵養、自主性の育成など学校教育に大きく貢献してきた。一方で、近年は深刻な少子化の進行により中学校等の生徒数の減少が加速化し、部活動の持続可能性は厳しさを増している。さらに、競技経験が無くとも指導せざるを得ない、長時間勤務の原因となるなど、…

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