型破りな実践を通じて個を輝かせ、未来を生きる力を育む研究教育機関

学習指導要領の教科の本質を学びながらも、教科書に縛られない独自カリキュラムで非認知能力の育成などを図る「amazing college」(埼玉県東松山市)。国立小学校副校長から転身した岩﨑千佳校長は、実践研究に基づく教育概念の刷新を目指しており、その理念や実践について伺った。

未来を「想像」し「創造」する
子どもたちの学びを見守りたい

岩﨑 千佳

岩﨑 千佳

amazing college 校長 / 主席研究者
国立「大阪教育大学附属平野小学校」元副校長。文部科学省研究開発指定校として、2030年以降の新たな教育の形を探るべく「未来をそうぞう(想像・創造)する子ども」の育成をめざして、2016年に新教科「未来そうぞう科」を仲間と創設。子どもたち自身から湧き出てくる「好き」を追究、馬の飼育や無人島体験、輝く大人との出会いから生きるを考える等、オリジナリティー溢れる授業を展開。

── 2023年に「amazing college」の小学部が本格開校するまでの経緯をお聞かせください。

岩﨑 前職の大阪教育大学付属平野小学校は、16年度から21年度にかけて文部科学省の研究開発学校の指定を受けていました。そこで、希望に満ち溢れた未来を「想像」し、未来の「創造」に向けて探究的にアプローチできる人間を育成する「未来そうぞう科」という新科目を提案しました。

(※全文:3486文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。