文部科学省 急速な少子化を迎える時代の高等教育の在り方
6月25日開催の大学DXフォーラムでは、基調講演に文部科学省 大臣官房審議官(高等教育局担当)(※講演当時)の伊藤学司氏が登壇。「急速な少子化を迎える時代における高等教育の在り方」をテーマに、将来社会を見据えた政策の方向性等について語った。
日本の成長・発展に向けて
高等教育は国力の源泉
伊藤 学司
文部科学省 大臣官房審議官(高等教育局担当)の伊藤学司氏は基調講演の冒頭、高等教育をめぐる日本社会の環境変化について語った。
1966年には約249万人だった日本の18歳人口は、2023年にはその半数以下の約110万人にまで減少した。一方で高等教育機関への進学率は概ね上昇を続け、2023年には大学のみで57.7%、専門学校等を含めた全体で84.0%となった。大学進学率の上昇により大学進学者数は増加傾向にあったが、2026年以降は18歳人口の減少に伴い、大学進学率が上昇しても大学進学者数は減少局面に突入すると予測される。
(※全文:2085文字 画像:あり)
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